【北海道洞爺湖町】防災ではなく「減災」活動
概要
北海道洞爺湖町は、20年から50年周期で噴火を繰り返す活火山・有珠山(うすざん)と共に生きる地域として、ユネスコ世界ジオパークに認定されています。被害をゼロにするのが難しい自然災害に対し、被害を最小限に抑える「減災」の考え方を重視し、独自の地域認定資格制度「洞爺湖有珠火山マイスター」を2008年から導入しました。マイスターは、過去の噴火遺構のガイドや学校での減災教育を行い、噴火の記憶と正しい知識を次世代へ継承する役割を担っています。この活動は、行政主導ではなく地域住民が主体となるボトムアップ型で進められており、地学や地理の教科書にも掲載されるなど全国的に評価されています。火山の恵み(温泉・景観)と脅威(噴火)の両面を受け入れ、持続可能な地域づくりを目指す先進的な事例です。